日研生とは、日本政府(文部科学省)奨学金留学生として,日本の大学において高度な日本語能力及び日本事情,日本文化の理解の向上のための研修を受ける外国人留学生のことです。
日研生プログラムは、文部科学省が実施する国費外国人留学制度のひとつで、日本政府(文部科学省)奨学金により、日本の大学において学校教育に関する研究を行う外国人留学生に対する留学プログラムです。
東京外国語大学は日本の国立大学でいちばん最初に日研生を受け入れた大学であり、毎年20名前後の学生が主にJLCTUFSで学んでいます。
「多言語・多文化環境における学び」および「日本語・日本語教育の充実」を特色とします。各自の専門と日本語のレベルに合わせて、コース内容が組み立てられます。
毎年10月~翌年9月
24名
日本語レベルに応じて本学の「全学日本語プログラム」(全8レベル、40科目以上)で日本語を履修します。また、日研生プログラム独自の開講科目である「日研生専門科目」を履修します。さらに、各自の専門および日本語レベルに応じて、1年間の研修の成果をレポートにまとめ、研究発表会にて口頭発表も行います。その他に、日本語力が高い(全学日本語プログラム600レベル以上)日研生は学部の授業科目も受講可能です。
授業は原則として、前期・後期各13週開講されます。
日本語400~700レベルは総合日本語(日本語レベルにより週当たりの授業数が2~5と異なります)と文章表現が必須。日研生の専門科目は以下の2つが必須です。
日本の歴史と社会、日本の社会と文化、日本の言語と文化、日本の言語と社会、日本社会文化特論、現代文化特論、多言語社会と文化、日本語・日本文化特論 などが開講されます。
学外の見学等を随時実施します。
日本語については、必須科目である総合日本語以外の技能別日本語が選択できます。
菅長理恵 他5名(2016年1月現在)
指導教員(コースアドバイザー)および修了レポートのテーマ別指導教員による個別指導を実施します。また、チューター制度もあります。
12月 日本文化交流会(囲碁・将棋、生け花、着物、茶道等の体験)
11月・1月 校外実地研修(過去の例:ジブリ美術館、参議院見学、博物館ツアー等)
7月 研究発表会
所定の科目を履修した上で、修了レポートを提出し、口頭発表を行います。修了要件を満たしたものには修了証書を授与します。
単位取得が可能です。成績証明書に基づく単位互換については出身大学の判断によります。
日本文化交流会の様子
日本での1年間の勉学・研修に支障のない日本語運用力を持つこと、日本語・日本文化にかかわる興味のあるテーマを定め、1年間の研修修了時にオリジナリティの高いレポートを執筆する意欲を持つことです。
国費留学生や短期交換留学生など多様な留学生を受入れ、充実した日本語教育プログラムの提供を目指しています。